暑かった夏も終わり、すでに季節はすっかり秋本番。
キャンプをするのにも、とても気持ちがいい季節となりましたね!
ていうか、ぶっちゃけもう寒いですよね!!
今年の夏はモーレツに暑かったのに、一気に涼しくなったかと思いきや、そのままどんどん秋が深まって今じゃすっかり、さむっ!ですもんね。
でも寒くなればなるほど、俄然キャンプの醍醐味を味わいたくなってくるものなんですよっ!
涼しくてちょうどいいのか、それとも寒いのか?
服装はどんな感じがいいのか?
テントはどんな風に備えればいいのか?
快適なはずの秋のキャンプも、判断を誤るといろんな落とし穴が待っています。
そこで、秋のキャンプで気をつけることを紹介したいと思います。
目次
注意点その1:秋の天気はコロコロ変わりやすい
「女心と秋の空」っていうぐらいコロコロ変わりやすいのが秋の天気ですね!
秋の天気はなぜそんなに変わりやすいんでしょうか?
それは移動性高気圧のせいです。
秋は一時的にシベリア高気圧が北日本に張り出してきて、西から来た前線が停滞してしまいます。
そうなると、関西から西の太平洋側に冷たい雨を降らせてしまうのです。
注意点その2:1ヶ月ごとの体感温度の違い
9月:昼間は夏と変わらないくらい日差しが強く暑い。しかし、夕暮れになるとグッと気温が下がるようになる。
10月:昼間も涼しい日が多くなる。朝晩は涼しいを通り越して寒い!と感じるようになって来る。
11月:昼間でも寒くなる。夜はほぼ冬に近い。
注意点その3:日暮れが早い
秋は予想以上に早く日が暮れてしまいます。
まだ太陽が出ているからと言って何もせずにのんびりしすぎると、急に日が暮れ出して慌ててランタンを出したりしなくてはいけません。
キャンプ場の夜は明かりが少ないので、日が暮れてからいろんな作業をするのは難しいです。
私も一度、キャンプ場に夕方到着して、暗い中でテントを設営したことがありますが、とても苦労した思い出があります。
注意点その4:アブやブヨに注意
秋になると蚊は少なくなりますが、アブやブヨはまだ出て来たりします。
こいつらの悪いところは、皮膚を噛むようにして血を吸いやがるところです。
アブは9月ごろまで、ブヨは10月ごろまで活動します。
注意点その5:夜露に注意
案外、忘れてしまいがちなんですが、キャンプの時に非常に重要なことの一つに夜露対策があります。
キャンプ場ではいろんな道具を広げてそのままにしてしまうのですが、
夜露のせいで翌朝とんでもない事態になってしまうことがあります。
椅子やコットなんかを屋根のないところに放置していると翌朝にはびっしょりになってすぐに使うことができません。
あと、夜に焚き火で使わなかった薪も放置していると、せっかく乾燥していた薪が湿ってしまいます。
実のところは、夜露はすでに前日の夜の段階で来ていて、夜の7時とか8時くらいからシットリと落ち始めています。
注意点その6:秋にキャンプ場を選ぶなら高原は避けよう
標高が100m上がるごとに気温が1度ずつ下がるというのはご存知でしょう。
なので、ただでさえ夜の冷え込みが心配な秋キャンプを高原でやるのはもう少し平地での秋や冬のキャンプに慣れてからにしましょう。
以前、九州をキャンピングトレーラーで巡った時に利用した大分県にある高原のキャンプ場では、まだ9月の半ばだというのに朝方の気温はなんと7度!でした。
まさか?って感じで、起きてはみたもののあまりに寒くて外に出られず、トレーラーのFFヒーターを作動させ、ある程度温まってから外に出た、という経験をしました。
テントで寝ていたらまだまだ寒かったんじゃないかと思います。
注意点その7:焚き火台と薪を忘れずに持ち込もう。火の粉にも注意を。
日暮れとともに急に気温が下がる秋のキャンプであっても、焚き火をすることによって身も心もぽっかぽかに温まります。
焚き火にあたることによって、遠赤外線効果で体の芯から温まることができ、それが健康にも繋がると言われています。
ちなみにガスの火ではこうは行きませんよ!
ということで、忘れずに焚き火台を持ち込みましょう。
また、焚き火の際は服装に気をつけよう!
注意点その8:テント設営は冷気と湿気に気をつけよう
テントの設営で特に注意したいのは、地面から伝わる湿気です!
テントの下にグランドシートを敷けば、地面からの湿気をシャットアウトすることが可能。
また地面からの底冷え防止に加え、クッション性も得られるので使わない手はありません。
テント泊での大失敗
私はキャンプし始めの頃、寝心地を重視しようと思い、家で普段使っている布団をキャンプに持ち込んでテントに敷いて寝ました。
その時、グランドシートは敷いてませんでした。
すると翌朝、敷布団が湿気でとんでもないことに!(泣)
それ以来、地面からの湿気には特に注意するようになりました。
グランドシートいろいろ
さらにコットで地面との距離を保つ
出典 CAMPHACK
もっと湿気対策、冷え対策を行うならコットをテント内に設置して、そこに寝袋で寝るという方法がもっとも効果的です。
地面との距離をかせぐだけでなく、地面が少しデコボコしていても心地よく寝ることができます。
これで十分な睡眠が確保できることでしょう!
シュラフはマミー型
シュラフ(寝袋)はマミー型(人形型)とレクタングラー型(封筒型)の2種類がありますが、秋から冬のキャンプではマミー型をお勧めします。
また快適温度はマイナス5度ぐらいのものを選べば秋冬の平地でのキャンプではまず間違いないでしょう。
中綿はダウンと化学繊維があります。価格は少し上がりますがダウンの方が保温性が高いのでおすすめ。
マイナス15度にも対応してるようなものもあります↓
フライシートを使おう
出典 登山ナビ
テントには「フライシート」というものがおおよそ備わっています。
夜露にやられないためにも、フライシートを積極的に使ってみましょう!
フライシートの役割は夜露だけでなく、テント内の温度を保つ効果があります。
フライシートは家で言えばペアガラスのようなものです。
テントとフライシートの間に空間ができることで、テント内の温度を安定させ、日光からの熱や紫外線を防ぎ、昼と夜の気温差を和らげてくれる役割があります。
また、雨の時は直接テントに雨が当たるのを防ぎ、雨音を軽減する役割も果たしますので設営時の手間は増えますが効果は絶大ですよ!
そしてテント内はコットとマミー型シュラフの組み合わせで最強!
まとめ
以上、8つの注意点についての対策をご紹介しました。
日本には四季があり、その季節季節で様々な美しい風景や美味しい味覚など楽しむことができて、本当に日本に生まれ、日本で生活できて良かったなあと思います。
そんな魅力をキャンプというものを通して存分に満喫できたら、なんて幸せなことだろうと思います。
キャンプは夏だけのものでなく、最適な道具を使うことで年間通して楽しめる素晴らしいレジャーです。
もちろん、道具ばかりに頼っていてはいけないことも色々あり、こればかりは経験してみないとわからないことです。
私もこれからもっともっと色々なキャンプを通して、いろんな経験もし、人生を豊かにしていければいいなあと思ってます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
しかし、佐伯さんがボーイスカウト出身者だったなんて意外だったなあ…。
※「キャンプ初心者」を「ど素人」と表現しましたのは演出の一環です。