出典 カーセールス・ワタナベ
こんにちは。ぐれです。
いきなりですが、カムロードの足回りのカスタマイズとして、高額だが非常に効果的なのが、「エアサスの装着」。まだZiL522の納車をひたすら待ちわびている、ZiL522初心者よりももっと手前の筆者が到達した結論である。
妄想からスタート
「ねえねえ、お父さーん、今日はキャンピングカーでどこに連れて行ってくれるのぉ?」
と小学2年になったばかりの息子が訊いてきた。
思えば、納車されてすぐのデイキャンプで、息子から乗り心地が悪い!とダメ出しを食らったよなあ。
実は、あれからしばらくショップに預けていたのだが、ようやく戻ってきたところだった。
「空港へ飛行機を見に行こうか?」
飛行機が大好きな息子。旅客機の名前は姿を見ただけですぐに答えてしまうほど詳しくなった。将来はパイロットになりたいと言っている。
「空港? やった、やったぁ!」
「今日は橋を渡って行くよ」
「え?高松空港? やったー!楽しみ~」
私たちが住んでいるところから瀬戸大橋を渡って、高松空港まで行くにはそんなに遠い距離ではない。
「レッツ、ゴー!」
息子のかけ声とともに、ZiL522を走らせる。
息子は助手席には座らずサードシートにふんぞり返り、すでにテレビのリモコンを握っている。DVDを鑑賞するためだ。
しばらく走っていると、息子が言い出した。
「お父さーん、なんだかこのキャンピングカー、乗り心地が良くなったね。こないだ小学校の遠足で乗ったバスみたいだよ」
「バス?そうか、バスか!」
私は思わず心の中で、よし!っとガッツポーズした。それは最高の褒め言葉でもあった。ZiL522をショップに出していた理由は、そう、エアサスを装着するためだったのだ。
やがて、瀬戸大橋に差し掛かった。手前の電光掲示板には横風5mと出ている。
「今日はちょっと風があるかな」
でも、私は落ち着いていた。
先日行った河原からの帰りに(もちろん妄想です!)、寄り道しようと少しだけ高速道路を走って遠回りしたのだが、大型車からの追い抜きの度に、恐怖に近いぐらいの「アオリ」を食らった。やはり予想以上に横風には弱かった。
しかし、今日のZiL522は違う。今日の私は違う!
エアサスを検討する
一旦、妄想から戻りますがw、先日あるキャンピングカーのエアサス化に詳しいその道では相当有名かと思われる関東にあるショップのカーセールス・ワタナベさんに、電話でお話を伺うことができた。
(なんか、取材っぽくなってきたぞw)
大変親切にいろいろとお話をしてくださいました。どのお話も大変興味深いものばかりでしたが、特に印象に残った言葉は「お客様がずっと長くお乗りになられるわけですから」というお言葉。「大切なキャンピングカーでいろんな思い出を作られる大切な家族皆さんのために手助けがしたい」という気持ちがすごく伝わってきました。
旅先でのストレスを軽減させ、そしてまた危険からも守り、より充実したキャンピングカーライフを満喫されますようにというカスタマーへの思い。
私はますますエアサスへと傾くのでした。
強化スタビはエアサスの敵!?
またお話の中で「エアサス装着の意味は、簡単に言えばキャンピングカーを乗用車にしたいということなんですよ」とも言われてました。そして、強化スタビライザーは、その逆の作用をしてしまうので併用する事はあまりお勧めではないとも言われました。
なるべく無駄な出費は避けたい
エアサス化は高額なカスタマイズだけに、そう簡単には踏み込めない。しかしよくよく考えてみれば、もし10年乗る覚悟があるならば、エアサスに合わせたショックを同時に組み込んだとしても、1年あたりの費用は多く見積もっても5万円もいかないのではないだろうか?
ショップの方いわく、「皆さん、初めは外から外からじわじわ攻めていくのですが、結局最後にはエアサスにたどり着くんですよ」と。
強化スタビとショックだけでもおおよそ20万円くらいはかかる。
どうせエアサス組むなら最初から行け!
ただし、エアサスもバッグが損傷するとか、100%完璧なものではないと思う。しかし大型車には一般的に装着されているし、そう簡単に壊れるものでもないだろう。
そこで、先ずはノーマルでいって、なるべく早い段階でエアサスを導入した方が余計な費用も掛からず効率的なのではないか。じわりじわり外から攻めていく事は、時間とお金と自らのエネルギーの浪費そのものではあるまいか。
まとめ
今度こそは妥協しないと思ってZiL522の購入を決めた方もたくさんいらっしゃると思いますし、私もキャンピングトレーラーから今回のZiL522への乗り換えを決意したのも、トレーラーでは真似できないことを思う存分楽しみたいという欲求からでした。なので、そこに妥協はしたくはありません。トレーラーは走行中は室内にいることができません。でも、自走式ならそれができます。せっかく室内に居ることが許されるのなら、走行中もゆったりのんびりさせてあげたいのです。息子のためにも。
快適なキャンピングカーライフを楽しみたいものですね。
~~~妄想に戻ります。
「お父さん!ほら、あんなにでっかい船が!」
「ほんとだ、よく見える!」
瀬戸大橋上の微風はこのZiL522には無力だ。景色をしっかり堪能しながら、目的地を目指す親子。
「よ~し、空港までもう少しだぞ~」
「今日はトリプルセブン、見れるといいな~」
息子が胸を躍らせていた。
~完~
おことわり
この投稿は私個人の主観に基づいたものであり、事実と異なる部分を含む可能性がある事をご了承ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
おはようございます。naoです。
妄想いいですね。
納車待ちがながすぎて僕もいろんな妄想ばっかりしてます。
それが楽しいんですが・・車もないのに
CSワタナ○さんのエアサスだとスタビ入れてあっても装着できるようなのでちょっとだけ検討中です。まあ車が来て乗ってみてからですね。
自分で取り付けるエアサスもあるみたいですが僕はできなさそうで・・
naoさん、おはようございます。コメント、ありがとうございます。コメント頂くと、更新の励みになります。
先日、naoさんのブログ拝見させて頂きました。納車までのいろんな思いが伝わってきて、同じく納車を待つ私にとって大変興味深いものばかりでした。8ヶ月待ちだったなんて、ほんと心中察します。私も他人事ではありませんからw。
カスタマイズは、どれが正解とかはないと思いますし、人それぞれにあったやり方、考え方で良いと思います。
いよいよ納車を控えておられ、こちらまでその気持ちが伝わってきますね。